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ワインの会ヴィンベーロ 柏ワインクラブ
ワインの会「ヴィンベーロ」 第75回
能登とカリフォルニアのマリアージュ
27 FEB 2004 モダンタイムスにて

能登半島の旬の美味しさと
カリフォルニアのブティック・ワインが今日、芽出たくご結婚

甘エビ×カリフォルニア・シャルドネ
寒鰤×カリフォルニア・メルロー
焼き鯖×カリフォルニア・ジンファンデル
越前ガニ×カリフォルニア・カベルネ

能登の海は、黒潮(暖流)と親潮(寒流)がぶつかり合い、プランクトンが大量に発生します。そのプランクトンを魚たちが食べるので、おいしい魚介類がたくさん獲れる。そして、冬こそ、魚介に脂がのり、身が締まり最高に美味しいとき。やはり、ワインも熟成して、濃厚なものがお似合い。
カリフォルニア・ワインは、少量生産の品質重視のブティック・ワイン。メインは、ビンベーロ顧問の石戸孝行氏秘蔵のゴールドメダル・ワイン「BURGESS1981」マグナムが登場しました。
カリフォルニア・ワインの特徴
  カリフォルニアは温度が高くブドウが完熟する、収穫期の秋に雨がほとんど降らない、と言うことがフランスとのとても大きな違いです。温度が高いことによって、ぶどう樹の植え方も変わってきます。フランスでは、より多くの熱を果実に吸収させるために地面すれすれにブドウが出来るように整えます。温度の高いカリフォルニアでは地面近くにぶどうを植えると暑くなり過ぎ、成熟途中に熱で果実が割れてしまいます。そのため、地上1m位の所に果実がなり、適度に日が当たったり、風通しが良くなるように葉の量を調整しています。また、雨がとても少ない時期があるために灌漑設備を完備して最適な水分の供給が行われるように調整しています。この植栽方法によって、よりぶどうの品種本来の味わいが反映されるようになります。
  また、最近の流行で新樽をふんだんに使う傾向があります。特にブティックワイナリーの特別醸造品はフレンチオークの新樽で20ヶ月〜30ヶ月といったとても長い期間漬け込んで熟成させています。フランスでは10ヶ月から18ヶ月程度が普通です。このことによって元来コクの強いフルボディのワインがより一層しっかりとして体格が強くなり、赤ワインは限りなく黒に近い色合いで、樽香やバニラ香のはっきりしたものに、白ワイン(シャルドネ)もバニラ香やバターやクルミのようなまったりとした香りが充分に現れます。
  また、醸造学のクローン研究の成果として、瓶詰めしたらすぐにでも美味しく飲めるワインを造っています。最近ではフランスワインも徐々にその傾向が出て来つつありますが、若いカベルネタイプのワインがボリュームがあるにもかかわらずタンニンが柔らかで飲みやすい、という点ではカリフォルニアワインは随一です。

カリフォルニア・ワインの現在
 最近、カリフォルニアワインはマニアックでわかりにくいと言われます。何故カリフォルニアワインが難しくなってしまったのでしょうか?それは、今までの大量生産の工業生産的ワインからブティックワイナリーによる小規模超優良ワインが多数生まるようにカリフォルニアワインが変革しているからです。
 アメリカでは近年の好景気により巨額の富を得た人達がカリフォルニア、特にナパ・ヴァレーにおいてブティックワイナリーを始めて、ほんの小さなワイナリーから最高の技術と資本をふんだんに使った超高級ワインを生産することが彼らにとっての新たなステイタスになったのでした。
 同じ時期に、赤ワインブームがアメリカのジャーナリズムから世界中に発展しました。フレンチ・パラドックスという「赤ワインのポリフェノール成分の効果によって、心臓病等に効果がある。」といった例のワインブームです。
 また、カリフォルニア大学デイヴィス校といった、ワイン醸造学の最先端の研究機関も好景気とワイナリーの投資家達によって世界最高の醸造研究を行えるようになりました。
 その結果、極少量のスーパーワインはカリフォルニア・ワインの質の高さを世界中に知らしめることになり、マニア達の喝采を浴びました。ただ、それと同時にワインの名前や造り手、ワインメーカーなどを覚えていくことがマニアの間で流行になったり、スーパーワイン自体が入手困難なことから、一般の人達に遠い世界の飲み物のようになってしまったのです。
 カリフォルニア銘醸ワインの楽しみは、ブティックワイナリーをひとつずつ味わっていくことにあります。多くのブティックワイナリーではその手造りワインが年間生産量5,000ケース以下という規模がほとんどです。中には100ケース以下なんて所も!ボルドーの特級シャトーは50,000ケース規模のところが多いので、いかにカリフォルニアワイン銘醸が希少性が高いかわかるでしょう。ブティックワイナリーでは\10,000以上のスーパー・プレミアムクラスと\2,500〜\7,000クラスのプレミアムクラスに大別できます。スーパープレミアムの渾身の逸品を楽しむのも良し、通常プレミアムクラスのものを多く比較していくのも良し、それぞれの楽しみ方が出来ることと思います。
基本的には、果実味に満ちた楽しいワインばかりですので、余り複雑に考えずに楽しまれることをオススメします。
Frog's Leap Sauvignon Blanc 2002
フロッグス・リープ・ソーヴィニヨン・ブラン
フロッグス・リープのモットーは、「Time's fun when you're having flies.」フロッグス(カエル)になってflies(ハエ)を追いかけている時は楽しくて、楽しければ楽しいほど時は飛び去っていくという意味。
1981年にジョン・ウイリアム氏とラリー・ターリー氏が、ナパ・ヴァレー北部のセント・エレナのかつてフロッグ(カエル)の飼育農場であったミル・クリーク沿いの一画に創設した小さなワイナリーです。有機農法で栽培したブドウを自然酵母で発酵させ、フィルター処理も極力行なわずに自然と一体となったスタイルでワインが造られています。
Geyser Peak Chardonnay 2001
ガイザー・ピーク・シャルドネ
ソノマ・スウンティで細心の注意が払われて収穫されたシャルドネからのワイン。樽発酵80%とタンク発酵20%により生まれたワイをブレンドしています。タンク発酵はワインにエレガントな果実味を、樽発酵はその個性に豊かさと複雑味を与えます。樽およびタンク発酵いずれにおいても、ワインはシュールリー状態でバトナージュ(オリとともに攪拌する)が行われます。マロラティック発酵率は約50%。

Fetzer Bonterra Zinfandel 2002
フェッツァー・ボンテッラ・ジンファンデル
ノースコースト地域メンドシーノ地区に位置し、カリフォルニアで最も早く有機栽培の認定を受けたワイナリーのひとつです。カリフォルニア州の最も権威のある公式ワインコンクールで、その年の最高のワイナリーに贈られる「ゴールデン・ベア賞」を1995年度に続いて2002年に2度目を受賞しています。
ボンテッラとは、「良き土、良き大地」を意味し、その名の通り、最低3年間、無農薬、無化学肥料、無除草薬を経てCCOF(Colifornia Certified Organic Farmers)で認定されたブドウ畑で収穫される、有機ブドウ100%のブドウからつくられたフェッツァーの代表銘柄です。
Silvarado Hill Cellers Merlot 2002
シルバラッド・ヒル・メルロー
日本人の醸造責任者である川辺さんが醸すメルローです。フレンチオークでのマロラクチック発酵により素晴らしい厚みの有る香りと味を有するワインに育っております。畑も取り入れも多くの人手をかけて、ワイン品質向上の努力をしております。数年の熟成でとにかく素晴らしいワインに育ちました。実話ですが、どこかのワイン会でブラインドにてペトリュスと間違った方がいたそうです。

Burgess Cellars Cabernet Sauvignon 1981
バージェス・セラーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン
30年程前から家族経営で始められたブティック・セラーの典型といえる。ナパ・ヴァレーのハウエル山の斜面にカベルネの畑を設けており、この斜面の地下には理想的な水脈があって、ブドウの生育にこの上ない好立地を得ている。特別なビンテージ81年のマグナム・ボトル。石戸孝行氏秘蔵のワインを提供していただきました。
 

メニュー
ホタルイカとフルーツトマトジュースのガスパチョ風
白海老と甘海老取り合わせ
焼き鯖/金時草のソテー添え
寒鰤とサントモールのロースト/蓮根のムニエル添え
越前蟹と加州産メロゴールド/バラ身と二塚からしな
蟹味噌リゾーニ/トリュフ風味



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